最近凝っています。アンブローズ・ビアスの「悪魔の辞典」。
以前は名前がいやでしたが、年をとって読み直してみると、中には人生の局面を見事に喝破しているものもあります。
皆様既にご存知かと思いますが、いくつか引用してみます。
反感(ANTIPATHY,n.) 友人のそのまた友人によって吹き込まれた感情。
賞賛(ADMIRATION,n.) 他人が自分自身に似ているのを礼儀正しく認めること。
信仰(FAITH,n.) 比類ない物事について知りもしないのに語るものがいうことを、証拠もなしに信じること。
そして…
議論(DISCUSSION,v.i.) 他の人に対しその人の誤りをますます頑固に信じ込ませる方法(>_<)。
(角川文庫「悪魔の辞典」A・ビアス著、奥田俊介・倉本譲・猪狩博=訳より一部抜粋)