15 Y.O.さんの、削除された発言へのコメントです。3回ほど書き直されたようですが、たぶん1055が最終バージョンでしたね。
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1055
投稿者: 15 Y.O.
Eメール: 15 Y.O.@docomo.ne.jp
題名: 後学のために
投稿日: 2001年09月21日 (金) 16時40分15秒
悠々塾とは直接関係ないので、引き続いていいですか?
教えてください。
(私)
>だって、管理人さんの提案したような「人間の都合による実験」が、勃興期において、うまくいかな
>い例はたくさんあったことは御存知ですよね。例えば十字通信の多くの失敗しかり、他界したスピリ
>チュアリストの呼び出し失敗しかり、霊媒の物理実験の失敗しかりです。そして、科学者たちからそ
>れら一度の失敗だけをあげつらわれて、詐欺師呼ばわりの対象とされてしまった多くの霊媒がいたこ
>とも。そして、高級な通信や霊的な物理現象が、霊界側のとてつもない苦労の末に可能であるという
>ことも。そして、そして、それでも徹底して実験していった大科学者たちのおかげで、今の私たちが
>多くの資料を目にすることができるということも。(って、最近聞きかじったばかりのことを知った
>かぶりして恐縮ですが)
(管理人さん)
>ほんとに聞きかじりの知識だ(^^;。まぁ、それはともかく……。
(私)
>ということは、まんざら私の言ったことも的をはずしてはいないんだ。
(管理人さん)
>聞きかじりで頓珍漢な事を言ってるね、ということです。
ということなので、一部出典を明示いたします。
「十字通信の失敗」
『十字通信はもともと懐疑的な人間を得心させる目的で霊界側が考案したものである。それが大して説得力を持たないことが判明した以上は、これはまさしく失敗であったと認めざるを得ない。一方ブックテストというのも同じくテレパシーを避ける目的で考え出されたもので、霊側がある書物を指摘し、その本の何ページにかくかくしかじかのことが書いてあるという。むろんその書物は霊媒も列席者も読んだことはなく、まして、何ページになにが書いてあるなどということは知るよしもない。ところが指示されたページを開いてみるとその通りに出ている。これは確かにテレパシーではないわけで、これによってある程度の成果は得られたが、十字通信と同様、懐疑的な人間を納得させるだけの力はなく、直接通信以上のものではありえなかった。』(「スピリチュアリズムの神髄」ジョン・レナード著:近藤千雄訳)
「高級な通信や霊的な物理現象が、霊界側のとてつもない苦労の末に可能」
『教授はこれを数人の霊媒に実験し満足すべき結果を得た。綴られたメッセージは教授の父親と叔父からのもので、教授はこれだけですっかり霊魂説を信じてしまった。しかしこの装置はすべての霊魂が使いこなせるものではなかったようで、別の方法で通信をよこしたある霊魂は、「ヘア教授の装置はまるきり使えないわけではないが、あれを動かすだけの霊力を出すのは大変なことだ」と述べている。』(「スピリチュアリズムの神髄」)
『(霊媒はレナルド夫人、問いはトマス師答えはその父親または支配霊のフィダ)問「なぜ、霊界通信は困難なのですか?」父「私が通信を送るときにフィダはしばしば、私の言いたいことがなかなか正確につかめない場合があります。そんなときは、私はある実体を示し、つまり何らかの、具象的方法で私の意味を伝達しますが、それでもなお、全部通じないことがあります。この仕事に就いている間、フィダの意識は霊媒の内部におかれていて、従って霊媒の頭脳を通じて働くので、その感応に限界があるのです。時には、まるきりこちらの意念、感情のある部分が消えてしますこともあります。」※以下通信の困難さについてのやりとりが続きます』(「神霊主義」浅野和三郎著)
「霊媒の物理実験の失敗」「一度の失敗で評価をなくす」「それでも徹底して実験した大科学者」
『科学委員会が数ヶ月前、セント・ピータースバーグでホーム氏と会合した。彼らの集会は一度きりで、結果は否定的であった。そして彼らはホーム氏の能力に関して大いに不利な報告を公にした。この失敗の説明は、彼ら全部が彼を避難したものであったが、失敗の理由は全く単純に見えた。ホーム氏の力の性質が何であろうと、それは非常に変化しやすく、ときどき全然なくなる。ロシアの実験はその力の最低のとき試みられたことは明白である。同じ事がわたし自身の経験内でもたびたび起こったからである。科学者の集まりが、わたしの家でホーム氏とあったが、結果はセント・ピータースバーグにおけると同様否定的であった。しかしながら探求を投げ出す代わりに、われわれは根気よく試みを二回、三回と繰り返したことにより、ようやく明確な結果に出会うことができた。』(1871年7月1日「クォータリー・ジャーナル・オブ・サイエンス」ウィリアム・クルックス著:森島三郎訳)
注:ホーム氏とはスピリチュアリズムの本にはよく出てくる、ダニエル・ダグラス・ホーム氏
といったところです。ほんの一部だけ(あまり引用してはだめなんですよね?)ですが。
で、これらの書物は管理人さんから言わせれば、「頓珍漢な事」を言っている本だという評価になるわけですか?
それから、どうでもいいことですが、
>シルバーバーチの霊訓は「自分の行動を1から10までそれに当てはめるこ
>とが」できる種類のものではありません。そのことは一度でもしっかり読ん
>で、内容を理解されれば判ると思います。
はい。だから、そうした活動を目にすることもあったので「疑問に思う」といったのです。私の行動規範であるかのような抜粋の仕方をしないでくださいね。
そして、
>シルバーバーチの言葉の通りに生きようとするなら、他力本願にはなり得ません
の部分は、ひっかかるのですが、まあ、見解の相違と言うことで、管理人さんのご意見として承っておきます
URL記入欄:
ブラウザ: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)
ホスト: akari.208196.netwave.or.jp
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●第一の論点……懐疑論者を納得させられなかった十字通信
これは簡単な話で、結局ジョン・レナードの本でも、全ての人を完全に納得させる証拠というのは出し得ないという結論に至っていたはずです。とすると、その上であなたの仰る理屈を当てはめると、これまで行われた実験も、これから行われる実験も、全て無意味であるということになってしまいます。
十字通信、ブックテストなどの実験が、なぜ懐疑論者に受け入れられなかったのか。また、それではどんな意味があったのか。きちんと考えてみることですね。
たとえば十字通信にしても、裏で連絡を取り合っていたとか、偶然にそれらしい文章になっただけだと言われればおしまいですし、ブックテストも過去にどこかで(もしくは何らかの方法で)その本を見たことがあって、それを記憶しているのだと言われればそれ以上説得する術はありません。そんな馬鹿なと思うような言いがかりだとしても、そう思いたい全ての人を説得することは不可能ですから。
正統な物理学の世界でも同じことは言えます。未だに相対性理論を信じない人はいますし、人類が宇宙に飛び出した現代においても、地球は平らであると信じている人たちもいます。大地の重力による光の回折によって地球は丸く見えるのだと彼らは主張しているのです。
しかし、それではスピリチュアリストたちの行った実験は全て無意味だったのか? これからもやるだけ無駄なのか? 答えはNoです。全ての相対論反対論者を説得できないからといってマイケルソン=モーリーの実験が無駄でないように、スピリチュアリストの行った実験も大きな意味がありました。そして、マイケルソン=モーリーの実験が現在まで繰り返し追試されているように、スピリチュアリズムに於ける実験も、何度でも追試を繰り返すことで信頼性は高める事が出来ます(もちろん実験条件は工夫していかねばなりませんが)。たとえ全ての人をもれなく説得できないとしても、です。
更に根本的なところを言えば、たとえばモーゼスが行ったブックテストは、モーゼス本人を納得させるためのものでした。その意味では絶大な効果があったことは疑い得ない事実です。では、特設掲示板で提案した実験は何のためのものだったか? 掲示板の参加者に対して、その真偽を示すためのものでした。不特定多数の懐疑論者を説得するためのものではありません。
その違いを考慮せず、また「懐疑的な人間を納得させるだけの力はなく」という表面的な言葉尻だけをとらえて実験を否定していることから、15Y.O.さんが言葉だけは読んで知っているが、悲しいかな意味を理解していないことが判ったわけです。
●第二の論点……実験に霊界側の苦労が伴うことについて
何が問題なのかサッパリ判りませんね。ヘア教授の装置は、要するに霊界側にとって使い勝手が悪い場合があったというだけのことでしょう。楽器で譬えて言えば、ええと、そうだなぁ……ジャーマン式のリコーダーと同じです(なぜ楽器に譬える?(^^;)
20世紀に発明されたジャーマン式リコーダーは日本の小学校教育では多く採用されていますが、あれは単純にドレミを吹くには簡単なものの、♯や♭の運指は途端に難しくなり、また音も不安定なために演奏に向きません。ヘア教授の装置も霊界にとってはそういうものだったのでしょう。
(本格的な演奏に使われるのはバロック式です)
なお、情報の正確な伝達が困難であることについては、実験条件で十分に配慮しており、批判には当たりません。
●第三の論点……一度の失敗で否定される霊媒
希望されれば専用の掲示板を設置すると言っているでしょう? 一度や二度ではなく、何度でも何度でも満足するまでやるということです。
こういうのを持ち出すのは、言いがかりか、こちらの言っていることが理解できていないのか、もしくは紹介された文章に書かれている事を実は理解できていないのか……。
そうそう「私の行動規範であるかのような抜粋の仕方をしないでくださいね。」という部分も同じですね。僕はそのように読める抜粋などしてはいませんよ。心霊を云々する以前に、あなたの場合は学校の勉強をきちんとして、読解力をしっかり付ける必要があるようです。他の人に対してもいろいろと絡んでいますが、ほとんどはあなたの読み間違い、勘違いから来る言いがかりばかりです。次回からはその辺を反省して、更に投稿前に保護者の方のチェックを受けていただきたいと思います。
……と、ここまで書いたところで1084の投稿を見ましたが、ずいぶん短くなっているようですし、東方朔さんからの反論もあるようなので、書きかけではありますが僕からはこんなところで。
http://www.paperbirch.com/