ほんの少し昔……。
彼らは友情で結ばれていた。彼は霊的知識を、そしてその友は霊能力を、それぞれがお互いの足らぬところを補い合い、シルバーバーチの言う「他人に役立つこと」をしたいと願っていた。“友”の霊的治療能力は目覚ましいものだった。ある時は次々に数十人の病者を“治し”、二人は、驚嘆と賞賛、感謝の声に包まれたものだった。
治病能力だけではない、いつしか“友”は明らかに常人には考えられない速度で文章を綴り、これは自分の頭から出てくる文章ではないと語った。人々はこれにも、素晴らしい霊界通信、心の指針だ、救われた……頭から信じ込んで賞賛を与えた。“彼”は実はその文章から受ける感触、内容にも疑問を感じていたのだが、これほど素晴らしい治病能力を持つ“友”に、これほど素晴らしい霊的貢献をしている“友”に、自分が疑念を感じているようなことが起こるはずがないと思い、心の中に疑問を封じ込め続けた。こんなに感謝されているのだから、こんなに霊界からの助力が得られているのだから、こんなに皆が素晴らしいと言っているのだから……そう、言い聞かせ続けていたのだった。
しかし、少なくとも“彼”は本当は気付いていた。ただ目を反らし続けていただけで、本当は気付いていた。“友”の行動が、言葉が、雰囲気が、少しずつおかしくなって来ていたことを……。少しずつ、本当に、少しずつ……。霊的な世界との関わりが“友”を壊しつつあった。精神統一が、霊からのインスピレーションを綴ることが、徐々に“友”の憑依を深めつつあったのだ。しかし審神者の役を果たすべきだった“彼”は、それを見過ごしてしまった。霊的治病能力という素晴らしい力を持つ者が、低級界と繋がるはずがないと思い込んでいたから……何と薄っぺらな、本から得ただけの知識、若さゆえ、未熟さゆえの錯誤だった事だろう。
その後、“彼”の学びが進むにつれて、ようやく実相が明らかになる。……しかし全ては遅すぎたのだ。“友”は心霊現象を弄ぶ快感を知ってしまった、それによって尊敬と賞賛を浴びる快感を、特別な存在たる自分であることの喜びを……。“彼”は“友”に、霊的な事柄に関わることを止めさせようとしたのだが………………“彼”は、今でも思っている。あんな事になってしまったのは……自分の認識が甘かった所為だった、と。
“友”は数年にわたり、精神病院への入退院を繰り返し、苦しみ続け、そして、最後には睡眠薬の誤飲事故で死んでしまった。“彼”……ペーパーバーチ……僕は、思っている。自分が殺したのだ、かけがえのない親友を。……二度と戻らない、かけがえのない日々を、僕が、全て、亡くしてしまったのだ。
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>飯沼さん
僕たちに起きたことが飯沼さんたちにも起こるとは思いませんが、もしもいつか何かが起こったときは、僕や、この掲示板にご参加くださった素晴らしいスピリチュアリストの皆さんの言葉を思い出して下さい。皆、僕などより一歩も二歩も先を行っている人たちですから。
日記の再掲載の要請ですが、要請されるまでもなく過去ログはいつも掲載しています。既に公開してある過去ログを「公開するように」と命令した高橋さんもそうですが、人に何か言ったり、揶揄したりする前に、少しは調べてからにしていただきたいものです。ちゃんと見れば判りますよ、有希さんからの電話で心の道場さんはこの掲示板の事を知ったのです。僕が連絡したのはその翌日か翌々日。有希さんからの電話でここの事を知ったと言われた事を、僕はハッキリと書いています。有希さんから聞いたので、あとで見てみたという事です。何もおかしい事はありません。勝手に誤読して、他人を中傷する……そんなことを、あなた方はいったい何回繰り返せば気が済むのですか?
それから、人にものを頼むときは「おねがいします」でしょう?(^^;
ところで、とんでもない勘違いをされているようですが、僕は94年にパソコン通信を始めた当時から、一時として途切れることなく実名(フルネーム)を公開し続けています。いちおう、検索サイトで出てくるようでは困るので(バイト仕事の事まで書いているので、会社の人間に見られるのは望ましくないのです。知られてマズいわけでもないんですが)、サイト内にすぐに判るようには置いてありませんが、ちょっとインターネットに詳しい人なら少し考えれば必ず見つけられます。
現在では住所も電話番号まで公開しているということは、ここでも既に書いたつもりです。ハンドルネームのままで云々は不当な言いがかりであると抗議しておきます。
誰と誰が同一人物だのという話は、申し訳ありませんが「妄想」にしか見えません。ご自分が言っていることがどれほど重大な事か判った上で言っていますか? 「お許しいただけるでしょう」で済まされる問題ではありませんよ。間違いだったと判ったら悠々塾を解散するぐらいの覚悟をした上で言っているのでしょうね?
僕が2月のメッセージを見ていたはずだと言う話、過去ログを改竄したという話は、明らかに言いがかりです。そのような事実は絶対にありませんし、そもそも、一日に百人近い人が訪れる当サイトで、そんな嘘が通じるはずがありません。だいいち、何故そんな面倒くさい事をしなければならないのでしょう。あなたも今回の事で思い知ったはずです。僕は、あのような不当な事を書かれたら絶対に、徹底的に反論する人間です。どうして何ヶ月も気付かなかったふりをすると思うんでしょう? 少なくとも、僕を少しでも知っている人なら、あなたの言った「改竄説」など一人も信じる者はいないと思いますよ。この件に関しては、謝罪と、訂正を要求します。
もひとつ、本から転載されるなら、出典を書いて下さい。シルバーバーチの霊言を転載しておいて「メッセージ」などと言ったら、高橋さんのように知らない人は、それが悠々塾のメッセージと勘違いします。
で、結局、正男爺さんが誰だと思ってるんです? Tor氏との件って何?
どうぞ、「いつか」とは言わず、今すぐにでも悠々塾のウェブサイトにこの掲示板のログを転載して下さい。もちろん、掲示板の設置やら過去ログの作成には膨大な手間がかかっていますが(^^;、別にこれは自分の掲示板だなどと言うつもりはありませんから。一人でも多くの人に見ていただいて、飯沼さんや堀江さんが、いかに汚い言葉を吐いているか、「汚れた言葉」「歪んだ想念」にまみれているか……あなたがたの仲間でも、少しは気付く人もいるかもしれません。
>吉崎 建さん
少し言葉遣いが気になりました。せっかくなるほどという事も書いておられるのに、単なる罵倒の言葉で台無しになっているのが残念です。まぁ、僕もあまり人の事は言えないのですが(^^;。
>正男爺さん
面白い方ですね(失礼)。有希さんは言葉の暴力と思われたようですが、ちょっとキャラが強いだけで(^^;、僕は正男爺さんの仰る事は概ね正鵠を得ていると思っています。特に「マトコメはやめなはれ」という部分は……ホントに。反省してます。でも、たぶん反省するだけで直らないんですけど(汗)。
「やんちゃ坊主」なのも、たぶん今でも変わってないんじゃないかと……それにしても、飯沼さんと同じかぁ……ううむ。
またお暇なときにでも、スピリチュアリスト掲示板の方にも書いていただければ嬉しいです。今後とも宜しく。
>もりふみさん
僕も、もりふみさんと並び賞されるとは光栄至極です……たとえ「こざかしい」という評価であろうとも(笑)。当掲示板での数々の的確なご発言、ありがとうございました。
>祐造&さきさん
嘘を言われたら否定するのは当然でしょう?
「メッセージ」の内容の間違いもさることながら、違っていることを指摘されたときの対応こそが批判されているのですよ。明らかな間違いを指摘されたにも関わらず、それを相手の「かげり」の所為にして認めなかった……あなたの仰る「硬直した、排他的な姿」頑迷な姿を、僕は悠々塾とその信者たち(と敢えて言っておきます)にこそ見ている事、そしてそれを何度も指摘し続けていた事をお忘れ無く。
>東方朔さん
正直言って、ほとんどの霊能者なら「完璧に当たった!」と大言壮語しかねないほど当たってます(笑)。本のサイズは仰る通りで、2冊が文庫、1冊は新書です。「大きなカバン」というのも、まぁ、多少は引っかけというのはありますが、大きなリュックか、小さな本3冊でも入らないカバンか、どっちかしか無かっだけだったりします(苦笑)。でも、見透かされちゃいましたね。
正解の書名を挙げましょう。
●「いやいやながら医者にされ」モリエール作 岩波文庫
17世紀の有名な喜劇です。実はこの著者のモリエールの石膏像を美術系の学生なら必ずデッサンするんです。もちろん僕も何度も描きました。だから、これは美術関係と言って良いかもしれません。……こじつけ臭いですが。
●「朱子学と陽明学」島田慶次著 岩波新書
これは外れだなぁ。
●「若きサムライのために」三島由紀夫 文春文庫
こう言うのは抵抗がありますが……間違いなく右翼系ですね。ええい、大負けしてこれも当たりだぁ。
スティーブン・バクスターは、実は入れようか迷っていたものです。でも、つい最近「好きだ」と書いたような気がしたので止めたのでした。
けっこう相手の嗜好を知っていれば、予想だけでも当たるものですね。
>15 Y.O.さん
聞きかじりで頓珍漢な事を言ってるね、ということです。
シルバーバーチの霊訓は「自分の行動を1から10までそれに当てはめることが」できる種類のものではありません。そのことは一度でもしっかり読んで、内容を理解されれば判ると思います。また、シルバーバーチの言葉の通りに生きようとするなら、他力本願にはなり得ません(ここらへんの事は悠々塾の方も同意なさると思います)。ぜひ、一度でも精読される事をお勧めします。
掲示板の事はお詫びします。投げやりなつもりではなくて、まさか自分に出来ない事を他人に要求しているとは思わなかったので……。僕はもう意味がないと思うので閉じますが、必要と思う人はどうぞご自分でやって下さいということです。インターネットとはそういう世界だったはずですが(すくなくとも僕が始めた6年前から、つい最近まではそうでした)、今はそうでもないのかも知れませんね。寂しい事です。
>TMHさん
ううむ、僕は賛成できないところも多々ありますが、まぁ、最後の落とし所としてはこんなものかなと思いました。なんか身も蓋もない言い方でごめんなさい(^^;。ありがとうございました。
>Mr.しろさん
ホントに間に合って良かった(^^)。
それにしても、どうしてMr.しろさんを心の道場の方と間違えるかなぁ。雰囲気も何もかも全然違うのにね。多分、スピリチュアリズムの考えとしてスタンダードな意見を述べる人は、彼らには皆同じように見えるのかも知れませんね。それだけ彼らの説く所が一般的なスピリチュアリズムとかけ離れているということですが。
ま、こんなところです。約一カ月の間でしたが、ご発言くださった皆さん、ありがとうございました。まだ何か言い足りない事がある方は、悠々塾さんの掲示板か、お互いにメールでのやりとりでお願いします。では、また面白いテーマがあれば、ここでお会いしましょう。スピリチュアリスト掲示板もよろしく!(悠々塾関連以外の話題でね(^^))
それでは、ごきげんよう。
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