江原さんのことについて、私なりの意見を投稿しようと思ってあれこれ考えていたら、突然ADSLが不通になってしまって、ネット自身つなぐことができませんでした。
そしたら、今日突然繋がるようになっていて、見たら、ビッグママさんの的確なご意見が書いてあったので、ちょっとそこに便乗させていただくことにしました。
まず、アラムさんのおっしゃることは地上的な視点ですね。
私は霊的な視点から見た上で書かせて頂きたいと思います。
私は江原さんの本をちゃんと読んだことがないのですが、というより、ざっと見ただけで愕然としてしまって読む気が失せたというのが本当のところです。
というのは、一見するととてもスマートにきれいにまとまっているのですが、核心的なことが何一つ書いていないように思われたからです。
「自分を許してあげなさい」とか「愛が大切」とは書いてあるけれど、自分を許すとはどういうことか、どうやったら許せるのか、愛とは何か、ということすら明確には書いてなくて、耳障りのいい言葉を羅列して人気取りをしているとしか思えませんでした。
霊的真理を語るには無責任過ぎる、いえ、もしかしたらスピリチュアリズムの核心部分をわかっていないんじゃないかとさえ思ったほどです。
少なくとも「スピリチュアリズム」とうたっているのなら(実際に江原さんはそうおっしゃっています)、それも教える立場で書いているのなら、いくら一般向けとはいえ真髄まで書いてなければならないし、ましてやカウンセラーと称して多額の金額を取ること自体、わかっていない証拠だと思うんです。
> 「私の場合、「適職」はカウンセリングです。相談者の方からいただくお金で生活しています。有償のカウンセ
> リングなので、プロとして相談者と接することが出来ます。無償なら、相手への不満が出るでしょう。「一生懸
> 命、答えてあげたのに」という気持ちになりやすいと思います。相談者のほうも、無償だと気兼ねがあるでしょ
> う。お金を介在させることで、いい意味でクールな関係が成り立ちます」
ということですが、私には体の良い言い訳としか聞こえません。
だいたい、「無償なら相手への不満が出る」と言っていること自体が変です。
その部分の葛藤を超えて始めて真の利他愛になるはずですから、そう考えれば江原さんは利他愛を実践されていないということになります。
「私は利他愛を実践しない人です」と断言しているようなものです。
言葉としては耳障りのいいことを言っていても、実際は自分の心の葛藤を避けているだけではないですか。
もし収入を得るのなら、スピリチュアリズムと全く関係のない地上的なことで得たらいいと思います。
江原さんが「スピリチュアリズム」を名乗っていなくて霊能者として通すなら、それは構わないと思います。
霊能者としてカウンセリングして適切な料金を要求するのなら、それも構わないと思います。
実際に彼を中心とした(私には彼を教祖とした宗教団体としか思えない)勉強会が開かれているとのことですし、機関紙も「TWO WORLDS」というように、イギリスで出版されているものと同じ名称を使っているのですから(2年前はそうでした)、当然その長としての責任というものが課せられると思います。
視点を下げて述べるなら、どこまでも視点を下げることができるでしょう。
仮にもテレビに出て、機関紙を発行して、出版までし、大勢の人を集めて勉強会まで開いているのなら、私たちのように学ぶ段階の者とは一線を画して、誰よりも見本となるべく言動をしなければいけないはずです。
陶芸でも、なんでも、一流になればなるほど質にはこだわりますし、上を目指すことはしても、自分の質を下げ、相手の質を下げることはしないでしょう。
ビッグ・ママさんが書いていらっしゃるとおり、江原さんのしていることは、スピリチュアリズム全体の質を下げていることです。
まさか、「前向きな不倫と後ろ向きの不倫」とか「人生に必要なのは、念力とタイミングです」なんてことが書いてあったとは(ーー;) 更に愕然としました。
江原さんがスピリチュアリズムを本当に知っていたら、絶対に書けないことですよね。
やはり、彼は本当の「スピリチュアリズム」を知らないということです。
彼が知っているのはニューエイジ的なものなんです。
一般向けに、初心者に、入門書として・・・というのは一見して理屈が通っているように見えますけど、これは全体の質を下げている、いえ、蹴落としていること以外の何物でもないと思います。
江原さんはご自分のためにスピリチュアリズムを利用しているように見えます。
心の道場さんがなぜ無料でニューズレターを送っていらっしゃるのでしょうか。
「利他愛」はもちろん「霊的真理の普及」という最大のスピリチュアリズムへの貢献をし、スピリチュアリズム全体の質を上げようとしていらっしゃるからだと思うのです。
江原さんも長としての立場をとって活動していらっしゃるのなら、全体の質を上げることはできなくても、少なくともスピリチュアリストとしての一番基本は絶対にはずすべきではないと思うのです。
長となる者なら絶対に視点を下げてはいけないし、一般向けと称してスピリチュアリズムのレベルを下げるような出版はしてはいけないと思います。
そして、物事を何にも摩り替えない利他愛の実践をしてしかるべきだと思うのです。
私はニューズレターからそれを学びました。
ビッグママさん wrote:
> 「カウンセラーとして」というのでしたら、スピリチュアルという1語ははずすべきでしょう。江原さんがま
> だ、本当にスピリチュアリストとして歩もうというのなら、そうなさるのではないですか?
本当にその通りだと思います。
そして、私はアラムさんご自身にもうかがいたいと思います。
私の掲示板に書いていらした時はワンクッション置いて書きましたが、今回はちょっと辛口で言わせてください。
アラムさんの書いていらっしゃることは、一見すると客観的に物事を見ていらっしゃるように思いますが、玉石混合していらしゃいませんか。
アラムさんが知識者であり、膨大な書物を読んでいらっしゃるのは私自身敬服するところですが、それだけ読んでいらっしゃるにもかかわらず肝心な判断ができないというのは、あれこれ読みすぎて見分けがつかなくなっているのではないでしょうか。
霊訓ではなく、「国際スピリチュアリスト連盟の基本原理」に照らし合わせるなんてその典型的な例ではありませんか。
アラムさん wrote:
> ただスピリチュアリズムを実用的にしようとしている点では評価できると思います。
ということですが、これは無名の10キロのお米の中にわずか1%のこしひかりを混ぜて「こしひかりブレンド」という売り方をしているのと同じです。
たった1%スピリチュアルなことを述べているだけなのに、それをあなたは評価するわけですか?
弊害のことは考えないわけですか?
> 「本やサイトで初めて「スピリチュアリズム」という言葉を知って、「シルバーバーチの霊訓」に導かれていく
> という人はいるようです。そうした意味では江原さん、桑原さんという人たちも貢献はしているかもしれません。」
ということですが、あなたは霊界の動きを体験されたことがないんですね。
ビッグママさん wrote:
> どんな人であろうと「求めよ、さらば与えられん」です。背後では守護霊や背後霊が働きかけたくてチャンスを
> 今か今かと待っているのですよ。本当に求めている人に与えられないわけがないじゃないですか。「自信をもっ
> て断言しますが、われわれ霊界の者が人間を見放すようなことは絶対にありません。」とシルバーバーチがいっ
> ているではありませんか。(このあとに「残念なことに、人間側がわれわれを見放していることが多いのです」
> と続くのが胸が痛いですね。)
とビッグママさんがおっしゃっている通りです。
アラムさんは知識を求める人が一番陥りやすいところに落ちていらっしゃるように思います。
スピリチュアリストは実践をして葛藤をしながらも成長していくところに価値を置くはずです。
書物から霊的真理を得るのは地図を見るのと同じで、道に迷わないように最適なコースを選んだり、いざという時の手引書にもなるものですからなくては困るものです。
でも、もっと大切なのは、実際に自分で出かけて体験して確信していくものではないでしょうか。
アラムさんはどんな実践をされているのでしょう。
「勉強会&座談会」でもどなたかがそういった質問をしましたが、そのコメントから、あなたはご自分の体験から霊的真理を実感を持って受けとめていないのではないかと思ったほどです。
そして、その後の投稿でも、読書量も豊富だし知識も豊富だというのはよくわかるのですが、残念ながら体験的なこと、実践的なことが何一つ見えてこないのです。
違っていたらごめんなさい。
でも、あえて質問させていただきます。
利他愛を実践していらっしゃいますか?
真理普及をご自分のライフワークとして努力をしていらっしゃいますか?
お祈りを真剣にしていらっしゃいますか?
たとえ足りないとしても、自分では充分だと思えないとしても、一つ一つの小さな実践の積み重ねがあるのなら、そこから得たことを多くの人に還元していただきたいのです。
あなたが真理を知り始めたばかりの人なら私は何も言いません。
でも、あなたは多くの真理を知っていらっしゃいます。
それならなおさら実践していなければならないし、霊的視点をはずしてはいけないのではないでしょうか。
そうでなければ霊的真理を知った責任を果たせないと思います。
いろいろ書きましたが、アラムさんはしっかり受けとめられる人だと思うのであえて書きました。
私自身、江原さんのことだけでなく、誰に対してもこんなことを言う資格がある人間だとは思っていません。
でも、スピリチュアリズムを人生の指針として生きていることだけは自信を持って言えます。
その部分に関しては私は言う権利をもっていると思います。
そして、アラムさんには率先して成長していだきたいし、何より神と霊界の喜ぶ存在となっていただきたいのです。
それもあって思いきって書くことにしたしだいです。
ぜひ、スピリチュアリズムというものを根本から見なおして頂きたいと思います。
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