公共?の場で「sukeさんへ」と個人宛のおたよりをいただくと個人のためにスペースをとらせて恐縮なのでまだあればメールでお願いします。私のHPのURLは以前から載せてありますのでそちら経由でメールをいただければとも思っていました。
要するに言いたかったことは、霊訓でも聖書でもお経でも、何を自分の規範にしてもいいですが、実践が大事ではないかということ、その実際の行動で、その人が規範としているもの(スピリチュアストなら霊訓・一つである必要はないですが)の価値を高め、社会に認められていくのが重要ではないか。
そうしてみると、私は「霊訓」が心の支えになりました、というようなコメントをメディアでも全然聞かない。
また「宗教」という言葉を使う場合の皆さんのイメージが相当悪いようです。私は群れるからよくないのかなと思います。
きっかけをもらったら、自分で探求できる力があることが重要なのでしょう。
それから日本人はあまり小さいときから宗教的な考えになじんで成長する風土でないから大きくなって変なものに引っかかってしまうのかもと思うのです。
私自身は父親がクリスチャンで、現在は無教会主義的で教会に行きませんが、そういう父親のもと育ってきて、でも父親からキリスト教について口に出して教えられたことは全くなく、ただ小さい時から聖書物語の類の本は与えられ、それを自分なりに読むことでキリスト教的な考え方を自然に身につけ、行動の規範や心の支えとなっているように思います。
今の日本を見ると、残虐な犯罪や、不登校、引きこもりなど、難しい問題が多くなってきていますが、日本人の多くは精神的な支柱となるものを持たないことも原因しているのではないかと思います。
私は、子どもの時からの教育が大事だと思っています。何を教育するかを間違うと大変ですが、生きていく上で心の支えとなるものは小さい時からあった方がいいと思うのです。大人になってから学べばいい、ではなくて。
子どもの犯罪も低年齢化しているし。何か荒廃していると思うのです。
私は、受け入れる時期が来るまで仕方ないと構えているより、いいものだったら、たとえば、子供向けの絵本なり童話なり、「霊訓」をもとに表現できるのなら作って、子どもに与えてあげたらいいのではないだろうかと思います。ペーパーバーチさんも、絵を描かれるなら、子供向けの本など作ってみたらいかがでしょうか?
先日、おっちゃんが子どもに霊の話はしない方がいいとあったように思いますが、少なくとも、キリスト教の聖書物語は霊の話という色彩は強くならないですし、禁忌される内容ではないと思います。
シルバーバーチはそれとも「大人の思想」ですか?よい考えなら、子どもに何を与えてやれるか。それこそ責任は重いですよね。
もし、何かを小さいうちから学ばせるにしても、他の考え方に対しても寛容な、排他的でない子どもにしてほしいと思いますが。
霊訓は、少し見たところ、聖書の考え方とだぶるところが多く、聖書でカバーされているのではないかと私は思いました。なので、霊訓はいい、と最初から霊訓に行かれた方は、聖書も理解されたらいいのではと言いたかったのです。自分が勉強不足なのではっきり言いにくくて回りくどくなってしまいました。
国際法の大家でもあったヒルティ「眠られぬ夜のために」(岩波文庫)から引用させてください。
「最も偉大な、しかも同時に、一般にわかりやすい思想は、現在では、キリスト教の形をとる神の信仰である。
しかし、古い時代から今日まで、いじけた、あまりに偏狭な性質のキリスト教も存在した。(中略)実際、そのためにすでに多くの心の立派な、教養の高い人々が、キリストの教えから遠ざかったのである。
もしあなたが人生の幸福をこころから望むならば、キリスト教を神学や教会主義と取替えてはならない。むしろ、あなたは自分でキリスト教を源において、すなわち、福音書のうちに、とりわけキリストみずからの言葉のなかに、求めなさい。キリストの言葉と比べられるものは、どんな哲学にも見出すことができない。」
これらの言葉は、学者としても社会的にもすばらしい業績を残したヒルティの言葉だからこそ、私は信用することができます。
文中の「心の立派な、教養の高い人々」が、皆さんだと考えてもいいでしょう。
霊訓には「イエス」も出てくるようです。聖書の中でイエスキリストがどう言っているか、つまり福音書だけでもよく理解されてほしいと思います。というのがせっかくなので伝えたいことです。もしかして皆さんはもう十分読み込まれている、ということでしたら釈迦に説法でした。
皆さんの真剣な学びの姿勢は、ぜひよい方向へのエネルギーへ向けていただきたいと願っています。私も、時間がありましたらもう少し霊訓について読ませていただきます。
ついでに、皆さんはお子さんにどういう精神的な支えとなるものを与えていらっしゃるのか、私はまだ子供はいませんが、参考に教えていただければと思います(メールででも)。ちなみに私は名前はsukeですがメスです。
http://jns.ixla.jp/users/sukenyan599/