アラムさん wrote:
> ところで、地球が下から二番目のレベルということは具体的にはどのようなことでしょう。霊訓のどこかに示されていましたら教えてください
世の中を見渡してみたら、そう言われるまでもなく確かにひどい世界だと思うのです。
戦争、略奪、密猟、レイプ、大量繁殖、動物実験、クローン、水爆・・・・・書き出したらキリがないほど世の中は利己性の固まりです。
この人類全体が抱えている利己性は人類全体のカルマとして解消していかなければいけないけれど、解消しつつも、新しいカルマを作っているのが実状だと思います。
差し引きすれば少しずつ明るくなっているということなんでしょう。
ですから、そういう世界が明るくなるということがわかっただけでも、私には充分なのです。
日本は戦争がないし、不景気だとは言いながらも他国に比べたらはるかに高水準の生活をしています。
それにもかかわらず不満が鬱積し、目先の自分たちの利益を求めています。
そう考えたら、霊訓を探すまでもなく、地球人の霊性の低さを感じてしまいます。
それも、霊界では霊性引き上げのプロジェクトチームが作られているということですから、地上にいる私たちは、地上にいる間にしかできないことをしていきたいものです。
そして、未来を絵に描いた餅にするのではなく、今現在、自分にできることをせいいっぱいしていくことが未来を明るくすることだと思うので、今を大切に生きたいと思っています。
アラムさんの頭の中には、全ての霊界通信の内容がしっかりと詰め込まれているんですね。
いつも的確な引用をしてくださるので、それを感謝して学ばせて頂いています。
アラムさんは神学者ならぬ、スピリチュアリズム学者なのかな。
ホームレスの人たちに関しての意見はアラムさんと同じです。
私は3回だけホームレスの人たちに、おにぎりとか、スープを配るお手伝いをしたことがあります。
長田さんも一度一緒に行きましたよね。
そこで感じたことがいろいろありましたので、その時のことを少し振り返ってみます。
確かに、ホームレスの人たちの抱えている問題は心の問題です。
誰でもいいから、しゃべりたくて仕方がないという人が大勢いました。
中には話しかけられるのもうっとうしい、という位すさんだ人もいました。
仕事にしても、週に1,2度だけ出て、食費分を稼いだら後は何もしない、という人、20代の若者が就職したくてもできないので、ということで野宿している人もいました。
食事だけでなく、衣類や薬、日用品などももらえて、本当に感謝している、という言葉もたくさん聞きました。
確かに一番の問題は心の問題だと思いますけど、心の問題は経済的に裕福な人にもあります。
愛に飢えている人も然りです。
行政の人の話では、全てのホームレスの人の肉親を探して、経済的な援助をお願いしているのだそうです。
多くの親戚は「かかわりたくない」「自分で勝手になったんだから、自業自得」というのがほとんどで、福祉科の人たちを困らせているそうです。
食事を提供していた人たちはほとんどがブラジル人で、教会の神父さんが中心になってやっていました。
日本人のホームレスに対して、外国人が中心になって活動しているというのも、ちょっと驚きました。
その人たちの話を聞くと、「週に一度配っているだけだし、彼らのお腹を満たすのに充分な量ではありません。
だから大した助けにはなっていません。でも、自分たちは見捨てられていない、ということがわかってくれるたけでもいいんです。」
「活動もマンネリになっていて、ただ配って歩くだけ」、というようなことを言っている人もいました。
洋服も、皆さん善意で送ってくださるんですけど、半分以上は使い物にならないものばかりだそうてす。
「せっかく送ってくれたものを処分しなければいけないのは、つらいです」ということも言っていました。
その中心になっている神父さんに「何のために続けているんですか? 聖書か何か、パンフレットでもいいし、あの人たちの心の栄養になるものを何か配っているんですか? そういうお話をする機会もあるんですか?」と聞いたら、顔が曇ってしまいました。以前はしていたけれど、無駄になることが多かったので、やめてしまったとのことでした。
スピリティズムのHPに「食いしん坊のジュカ」があります。
アラムさんが紹介してくださったんですけど、書きながら、ホームレスの人たちは、あの食いしんぼうのジュカなのではないかと思いました。
結局、自分で蒔いた種の結果を受けているわけですから。
とは言うものの、その言葉だけで割りきりたくはないですけどね。
私もホームレスの人の心に関わる何かをしたくて、試みたことがありますけど、あまりにも問題が多すぎて、断念してしまいました。
私の仕事ではなかったということなのかもしれません。
今回ここで書いたのはあくまでも浜松でのことなので、他で活動していらっしゃる人と同じと考えているわけではありませんので、ご了承ください。
「食いしん坊のジュカ」のページは以下から ↓
http://www.ne.jp/asahi/spiritism/kardec/indexjf.htm