心霊学研究所
Silver Birch Companion

Silver Birch Companion(6)


 

「これまでの努力のお陰で、こうして数々の障害を克服して語り合えるようになりましたが、ふだんは物質というベールによって隔てられております。でも霊的には、いついかなる時も身近かにいて、情愛をもって力になってあげていることを知ってください。私たちがお届けする力は、宇宙最高の霊力であることを心強く思ってください。私たちは、もっとも身近かで最も親密な存在であるあなた方のために尽くすことによって神に奉仕する僕にすぎません。」

『古代霊シルバーバーチ 不滅の真理』近藤千雄訳・ハート出版刊(P.35)

 

 これは『ハンネン・スワッハー・ホームサークル』で、そのメンバーに向かってシルバーバーチが言った言葉です。しかし、現在の日本で生活している私たちにも、ピッタリと当てはまります。

 もちろん、シルバーバーチが側にいてくれているか?というと、まさかそんなことは無いでしょう。
 でも、私たちの誰にでも一人は付いているハズの存在がありますよね。そうです、「守護霊」と呼ばれる存在のことです。彼等は、僕たちと直接話す事こそありませんが、いつも身近にいて、力になってくれているといいます。

 力になるといっても、世間一般に思われているように、何でも願いを聞いてくれたり、都合良く成功をもたらしてくれたりするわけではありません。苦しいときに援助してくれる時もあれば、その逆に、霊的成長のために必要な試練を与える事もあるでしょう。要するに、この世の人間のために“良きに計らってくれる”存在なワケです。

 守護霊も、シルバーバーチと同じく、霊界の計画に従って働く存在です。その意味で、僕たちの誰もが“宇宙最高の霊力”に見守られていると言って良いでしょう。これ以上心強い事はありません……。

 

 シルバーバーチの言葉を読んでいると、このように、私たち自身にピッタリと当てはまる部分が多いように感じます。やはり、あくまで基本的霊的真理にこだわったシルバーバーチの言葉だけあって、内容的にも普遍的な所が多いという事なのでしょうね。

初出:Nifty-Serve FARION『心霊学研究所』(11/02/96)


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