心霊学研究所
スピリチュアリスト日記

スピリチュアリスト日記
('06.07-08のログ)

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'06.07.02(日) 自閉症に関する講演会

あいち小児保健医療総合センターの心療科部長で日本の自閉症研究の権威である杉山登志郎先生の講演会に行ってきました。杉山先生の講演会は、たぶん今回で3回目。例によって聞きながらメモした内容を写しておきます。自分用のいい加減なメモなので、他の方には理解不能な部分もあるかもしれませんが(^^;。まぁ、参考までに。

●健全な攻撃性をどう育てるのか?
 ・攻撃的じゃない子供は子供ではない。

●ストレス耐性の低下(現代の子供全体の問題として)

●高機能広汎性発達障害
 生来の社会性のハンディキャップを持つ
   ↑
   |鑑別困難
   ↓
●いじめ・虐待→後天性の愛着障害
 ※反応性愛着障害※
 ・ルーマニア養子研究
  チャウシェスク政権下で施設の子供は高率で自閉症の症状を示す。独裁政権崩壊後、ヨーロッパに養子に行くとほとんどが改善。(自閉症ではなく後天的なものだった)
  →日本でも自閉症が増えていると言われるが、環境によって後天性のものがでている可能性がある。

※折れ線型
 昔は重いと言われたが、療育で劇的に改善することが分かってきた。

●双子の養子(DNAは同じで成育環境だけ違う)研究により、環境より生物的要因が大きいと分かった。
 →しかし、環境要因によって発現&相互作用も。

●アスペルガー症候群と犯罪
 アスペの子が重大犯罪を犯し易いということはない(奇異な行動に見えるので大きく取り上げられ目立つが、割合は少ない)と言ってきたが、ここ数年でアスペの犯罪が続発して説得力がなくなってきた。
 ・発見の遅れと治療の遅れ──┐
 ・迫害体験(イジメ、虐待)─┼─これらを解決すれば
 ・現在の不良な適応状況───┘ 触法症例は減少

※広汎性発達障害の比率は2.1%(うち高機能は1.5%)で、以前考えられていたより多いことがわかってきた。(男3.3%、女0.8%)

●特殊な精神病理
 ・タイムスリップ→時間の流れにそって理解できない→何十年もたってからフラッシュバックを起こすことも。
  昔、厳しい指導で効果を上げ定評のあった療育施設を出た自閉症者が、最近になってフラッシュバックで2次障害が出始めている。
 ・解離の使い分け→参加できない状況で座らされていると、意識を飛ばすことを覚えるだけ。
 ・自閉症の認知の穴→過剰選択性のために、全体状況のごく一部を手掛かりに判断を行っている。
  ※一見不可解な行動も、実は単純な理由でできている。

●認知の在り方は違うが、感情(嬉しい、悲しいなど)は普通の子と同じ。

●アスペではセロトニン神経は低下、ドーパミン神経の機能は亢進。
→鬱病と類似……アスペの本人・家族に鬱が出やすい。
・生物学的要因なら克服できないのか?→※教育と療育で克服可能である!!

◎よりよい生活のために
・早期発見・診断
・早くから親子で向き合う。正しい受容。
・強い挫折体験を避ける。「通常学級がダメなら特殊へ」はダメ。
・迫害体験(いじめ・虐待)は避ける。
・こだわりの克服を経験させる(音過敏などの知覚さえ克服できる)


'06.07.11(火) 親子で通学

くららが通学班で学校に行けなくなりました。なかなか他の子たちと同じ速度で歩けなかったりして、皆から注意を受けるとパニックを起こして道路に飛び出したりしたらしい。で、今週からしばらくは保護者同伴で学校に行くことに。

基本的には妻が行くことになりますが、ちょっと今日・明日は事情により僕が行くことに(会社には遅れると言ってあります)。昨晩「明日は学校、お父さんと行こうね」と言うと、パッと嬉しそうな顔をしてくれました。こんなに素直に喜ばれると、やっぱり嬉しいね(^^)。

プールの用意に、天気が少々怪しかったので傘も持ってと、いつもより荷物は多めでしたが、心配したほどペースが落ちることもなく、わりとスムーズに学校まで行けました。少しだけ足をズルズルと擦るように歩くのが気になったので、歩き方は教えました(踵から地面に付くように歩くんだよ)が、歩く速度そのものに問題があるわけではないんですよね。

もちろん「速すぎてしまう」ことはないわけですが(前の子にぶつかるという問題は無かったと思う)、微妙な遅れが蓄積して5m、10mと離れても、注意されるまで気付かない。で、注意されるとビックリして怒ってしまう。さらに皆から注意されるとパニクって飛び出してしまう。そんな感じみたいです。

●当面の目標
・やはり親子二人ではなく「通学班+後ろから監視」ぐらいにする。
・前の子との距離が開いたら気付くように練習。
・下を向かず、前の子の背中を見ながら歩く。
・足を擦らずに歩く。

●後で思いついたことby妻(1週間後ぐらいに追記しました)
・問題行動が即「通学班と切り離して親子で通学班」に直結したあたりに「この子は障害があるから」という思い込みが学校側にあるんじゃないか。
・いつまで父兄同伴で行くのか?
・学校側は、通学班に戻る時のことは考えているのか?(たぶんそこまで考えが回ってない)
・親が付いて行くにしても、通学班と一緒であるべきだったのではないか?
(ということで、今は通学班に大人も付いていくことにしています)


'06.07.16(日) ビデオカメラ購入

5〜6年前に買ったビデオカメラ(ミニDVテープのもの)が以前から調子が悪かったので、新しいビデオを買いました。もっとも、ファインダーが壊れただけで液晶画面は映るし、撮影も問題なくできるので実用上は問題なかったんですが。

ただ、でかくて重くて旅行の時なんかに持って行くのが嫌になってしまった、というのが真の買い替えの理由。

ですから今回は思いっきり小さいのを買いました(^^)。SANYOのXacti DMX-HD1。バッテリー付けても235gの小型軽量で、しかもハイビジョンで撮影可能。記録媒体はSDメモリーカードで、データ形式はmpeg4です。おまけに510万画素のデジカメとしても使用可能。

同種のメモリーカード・ビデオカメラは、同じメーカーのXacti C1というのを3年ぐらい前から使っていて気に入っていたんですが、やはり画質を考えるとテープのビデオは捨てられませんでした。SDメモリーカードも高価でしたし。しかしSDカードは4GB(最高画質で1時間録画可能)を1万円程度で買えるようになってきましたし(kakaku.com調べ)、この新機種なら画質もそれなりに良い(※)ので、もう重いテープ媒体のビデオは使わずに済みます。

※小型化の弊害でしょうが、暗所では感度が不足しますし、影はつぶれ気味ですね。しかし将来ハイビジョンのテレビで観賞するなら、この新Xactiにアドバンテージはあると思います。ただ、オートフォーカスは遅いですねぇ。ちょっと現代のカメラであってはならないレベルです(^^;。


'06.08.02(水) 映画『時をかける少女』

ネットでの評判があまりにも良いので、会社帰りに映画館に寄って『時をかける少女』を見てきました。ジブリで『ハウルの動く城』の監督を途中で降ろされた細田監督の最新作。さてリベンジは成ったか?

時かけは過去に何度も映像化されていますが、今回はその20年後が舞台のオリジナルストーリー。断言しましょう。過去の同名の全映像作品の中で、今回の作品こそ最高傑作です!

今作のヒロインは今までのヒロインの姪で高校生の紺野真琴。理科準備室の不思議な体験によってタイムリープの能力を得た真琴は、他愛もない欲望の赴くままに(笑)タイムリープを使いまくります。曰く、カラオケをもう一度やるために、プリンを妹に食べられる前に、テストをやり直すために……しかし、軽い気持ちで繰り返したタイムリープによって、真琴や親友たちの運命も少しずつ変わって行き、そして……。

真琴の明るいキャラクターの魅力もあり、前半のお馬鹿なタイムリープ乱発シーンでは大笑い。そして次第にシリアスに傾く展開、後半ではもうひたすら涙々でした(ネタバレになるので詳細は書けない(^^;)。

笑いと涙、恋と友情、あの高校時代の暑い夏の日……超正統派の爽やかな青春ドラマです。全国で順次公開されていますので、同県内で上映されていて見に行ける環境にある方は、ぜひ観ていただきたいと思います(さすがに隣の県まで遠征しろとは言えませんが(^_^;ゞ)。現役高校生はもちろん、若かりし日の想いを忘れていない(元)男子や(元)女子にも、絶対のお勧めです。

#ジブリよ、子供を騙して『ゲド戦記』なんかを見させてないで、スクリーンを半分『時かけ』に明け渡しなさい(良心というものが残っているのならなっ!)


'06.08.04(金) グアム旅行(1日目)

某レオパレスのご招待でグアム旅行。一昨年行ったのと同じで、アパートを一軒建てると四人まで、グアム島のレオパレス・リゾートにご招待されるというものです。もちろん飛行機代も、ホテル代(ホテル内の全レストラン含む)も、その他のオプションもすべてタダ! 僕らは2回目ですが家の家族全体では、新築で3回と親戚を紹介で1回(紹介した人が新築しても招待されるらしい)の合計4回目のご招待……らしいです。

朝7時に家を出発。車で中部国際空港へ。以前の名古屋空港と比べると、電車でも行けるようになったのはもちろん素晴らしいですが、駐車場も拡大して、車でもすごく便利になりました(以前は民間駐車場を予約必須だったので)。

飛行機に乗ったのは11時頃で、飛行時間は約3時間半。グアムの空港に着いたのは現地時間の16時頃でした(時差は+1時間)。前に来た時は通関手続きやら何やらで空港で2時間近くかかったと思いましたが、今回は30分かそこらで完了。まだ明るいうち(5時半頃)にホテルに着くことができました。(レオパレスのホテルは街から遠くて、空港から車で30分ぐらいかかります)

ホテルの部屋は……前回も豪華な部屋でしたが、今回はさらに良いお部屋! ベッドルームが二つあるのはもちろん、お風呂もトイレも二つ。ベランダからはゴルフ場と海が見え、でかい冷蔵庫の中の飲み物は飲み放題。ついでに洗濯機も付いているという(これは案外便利)。前回の旅行の時も、子供たちが一番喜んだのは、ホテルの部屋だったんですよね。今回も同様。


リビング。ベランダからは海とゴルフ場が。

コンドミニアムタイプで台所もあり。

ベッドルームその1。


ベッドルームその2。この他、トイレやお風呂も2つずつあります。

夕食はポリネシアンダンスを観賞しながらバーベキュー。ゴロンとドでかいエビやカニが食べ放題。美味でした(^^)。アメリカ産牛肉も食べまくってしまいました……(輸入再開は反対ですが)美味しかった(^^;。


魚介類も新鮮で美味しかったです。

'06.08.05(土) グアム旅行(2日目)

二日目はオプショナルで海へ。ビーチで子供たちをカヌーに乗せてやったり、貝殻を拾ったり。海岸は、貝殻や珊瑚のカケラの吹きだまりみたいになっているところもあり、“輝く白い砂浜”を期待するとがっかりする感じ。でも日本の海水浴場なんかとは比べ物にならない程度には美しいです。海水の透明度も高いし、少なくともゴミは浮いてない。海水が口に入っても平気です(^^)。

4歳と7歳の子供がいると、ジェットスキーやパラセーリングみたいな定番の遊びはほとんどできないんですが、バナナボートの子供用(キッズボートと言うのだそうな)が2歳から大丈夫との事だったので申し込みました。大人用のバナナボートは文字どおりバナナ型のゴムボートにしがみつく形になってますが、キッズの方は円盤状のゴムボートにスッポリ体が入る穴があって振り落とされにくくなっています。

で、ジェットスキーに引っ張ってもらうんですが、このジェットスキーのおっさんが飛ばす飛ばす。波を乗り越えるたびにポンポン跳びはね、ボートが小さいぶん大人用よりスリル満点なんじゃないかとΣ(゚д゚;。波に当たる衝撃がお尻に直撃するので、うんこ漏れそうでした。あ、またうんこ話書いちゃった(´∀`*)ゞテヘッ☆

子供たちの感想
 くらら:怖かった。もうやりたくない。
 ありか:怖かった。楽しかった。またやりたい。


海岸で見つけたカニ。

4時半の迎えの車でホテルへ。車までの20〜30mぐらいの間にいきなり土砂降りの雨が降り出して、かなり濡れてしまいました。

夕食はイタリアン(フレンチっぽいと思うんだけれども、ピザもあるのでたぶんイタリアン?(´・ω・`))。前菜からスープ、ロブスターにステーキ、締めにケーキ、のフルコース。ここの料理長の料理のためにグアムに来る人もいるほど……と、パンフレットには書いてありました(^^;。他の料理も食べてみないと、そこまでのものかどうかは分かりませんが、確かに美味でありました。

※後でパンフレットを見たら、やっぱりフレンチでした(^^;。


大きなエビが出ただけで幸福になってしまう僕です(^^)。

'06.08.06(日) グアム旅行(3日目)

雨のため、申し込んでいたイルカウォッチングツアーが中止になってしまいました(;_;)。代わりに何かないか、建築主ご招待の係の方に相談。ほとんどのツアーが中止になっているようでしたが、水族館に行くことに決定。チケット出してもらいました。前回も行った所ですけどね。

午前中はホテル内の施設でボーリング(これも無料)。午後から出掛けて水族館。あと、妻の買い物など。


水族館に行く途中で発見。こ、これは天皇の政治利用、違う、商業利用!? サイパンの幸運のお守り「ボージョボー人形」だそうです。天皇陛下を広告に使うなんて、日本では考えられませんよね。と言いつつ、自分もちょっと欲しくなってしまったのは内緒です(買わなかったけどね)。

トンネル状になっている水族館。それなりに良かったですが、自分で払うとすると料金は割高か?

夕食は中華。メニューを見たら80ドルのコースでした。おうっ、こんな高いコースを出してくれていたとは。


'06.08.07(月) グアム旅行(最終日)

早くも最終日。13時45分に空港へのバスに乗らねばならないので、遊べるのは午前中だけです。総滞在日数8日目(一昨年の旅行も入れて)にして初めてホテルのプールを利用しましたが、ホテルのプールは楽でイイですね(^^)。

一緒のホテルで合宿していたシンクロのチームが、子供にシンクロのメイクをするというのをやっていて、子供たちもやりたいと言うので、お願いしてみました。後で妻から聞いたところでは、お化粧してくれた人の中に、シンクロ日本代表でオリンピックで銀メダルを取った方がいたそうで。それ、先に言ってくれれば子供たちと記念写真撮らせてもらったのに。

グアム滞在最後の食事は再びフレンチ。メニューはホタテのドリアもしくはビーフシチューとピラフ。両方食べ比べて、どちらも美味しかったですが、特にホタテは絶品! 確かに再び食べに来たくなるな、これは。

飛行機に乗って、日本に着いたのは19時5分頃。家に到着したのは21時ちょい過ぎぐらいでした。

 


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