----死後の世界での体験は主観的なのでしょうか、客観的なのでしょうか。 「客観的です。なぜかといえば、こちらの生活はそれぞれの界層で生活している同じレベルの住民の思念で構成されているからです。意識がその界のレベルを超えて進化すると、自然にそこから離れていきます。成長と向上と進化によって霊的資質が身につくと、自然の摂理によって次の段階へ移行するのです」 『古代霊シルバーバーチ 不滅の真理』近藤千雄訳・ハート出版刊(P.54-55) |
霊的な世界が、主観的な、夢のような世界だというのは、きっと多くの人が勘違いしているところでしょうね。でも、そういう事では無いようです。むしろこの世の方が、あやふやな、夢のような世界なのかも……。 シルバーバーチによれば、霊界の方が物の在り方もしっかりしていると言いますが、そこら辺の感覚的な事は、霊界人ならぬ我々人間には想像もつかないところです(^^)。 もちろん、これを間違えてはいけないんですが、「霊界とは客観的な世界である」ということと、よく言われる「霊界では想念が実体化する」ということは、決して対立する考え方ではありません。 この世では、人間が頭で考えたことは想像の中にあるだけですが、霊界ではそれを、客観的な実体のあるものとして顕すこともできるということのようです。 初出:Nifty-Serve FARION『心霊学研究所』(11/20/96) |