心霊学研究所
Silver Birch Companion

Silver Birch Companion(17)


 

 引き続き霊界での成長について----
「一つの界から次の界へよじ登っていくのではありません。自然に成長し、自然に進化していくのです。程度の低い要素が、程度の高い要素にその場を譲っていくのです。何度も死に、何度も誕生するのです。幽体は、肉体の死のような過程で失われていくのではありません。低級なものが消えるにつれて、浄化され精妙になっていくのです。それが幽体の死です。」

『古代霊シルバーバーチ 不滅の真理』近藤千雄訳・ハート出版刊(P.56)


Telling about growth in the spirit world, Silver Birch explained:
"You do not climb from one sphere into another; you grow, you evolve. The lower gives way to the higher. You 'die' and are born again and again. You do not lose the astral body in quite the same way that you lose the material body. It becomes more rarefied, it becomes refined, as the lower drops away. That is its death, for death really means transformation, resurrection, the rising of the higher out of the lower.

原書 "Silver Birch Companion" (P.36-37)

 

 霊的な世界を階層に分けて、「幽界・霊界・神界」とか、その他にもいろいろな分類の仕方がされます。しかし、それはあくまでも便宜的なものです。実際には、ずうっと低い境涯から、遥かに高い境涯まで切れ目無くつながる世界を、分かり易いように大ざっぱに切り分けて見せているにすぎません。

 ですから、そういう世界に対応している「幽体・霊体・神体」も、同じ理屈が当てはまるハズです。おおよそ、この程度までのところは幽体、ここからここまでが霊体などと、分けようと思えば分けられない事も無いかもしれませんが、恐らくそんな事をしても意味は無いでしょう。あくまでも象徴的な用語、分類であると心得ておくべきかと思います。

 この回から試みに、引用した該当部分を原書から引用しています。20回目までは原文も付けて準備してありますが、やはり毎回英文を入力するのは大変すぎることが分かったので(^^;、そこから先は期待しないで下さいね。

初出:Nifty-Serve FARION『心霊学研究所』(11/21/96)


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